うつ病は以前に比較すると多くの人がその存在を認知するようになってきましたが、それが自分の身に起こるということまでは想定していないケースが多いでしょう。うつ病にも種類がいろいろありますが、システムエンジニアで、しかも管理職が多いことをご存知でしょうか。このようにうつ病が発症しやすいタイプにメランコリー型と呼ばれるものがあります。

このタイプは、真面目で責任感が強いタイプが発症しやすいと言われています。多くの仕事を抱え、部下と得意先との板挟みに悩み、それでもその悩みを周囲に漏らすことなくさらに一生懸命仕事をして、やがて自分の限界を超えてうつになるというパターンに陥りやすいようです。

管理職のシステムエンジニアの場合、部下の指導やシステムの得意先からの様々な要望や苦情を聞き、厳しい納期に間に合うように夜中ま残業するというケースもあります。このようになってしまうと、メランコリー型のうつ病になりやすいのです。

仮に自分で異変に気付き病院へ行って、「しばらく休んだ方がいい」と医者から言われても、それを隠して働いてしまいついに限界を超えるという場合もあるようです。
休んだ方がいいと分かってはいても管理職であればそう簡単には休めないかもしれません。

そういった場合には、もっと部下や同僚をもっと頼ったり、時には愚痴をこぼすことも必要だと思います。完璧な管理職のシステムエンジニアよりもその方が親近感を持たれて、かえって仕事がスムーズに回りストレスも溜まらないケースが多いのです。一人で抱え込まず、チーム全体の団結力を鍛える上でも必要なことなのかもしれません。